LESOVIK ハンモック紹介
自分だけのハンモックキャンプを楽しみたい人はこれ
(ダッチ編)

LESOVIK HAMMOCK CAMP 3

自分だけのハンモックキャンプを楽しみたい人はこれ(ダッチ編)

LESOVIK ハンモック紹介
自分だけのハンモックキャンプを楽しみたい人はこれ
(ダッチ編)

普段はこのジャーナルのTHE INTERVEIWなどを担当している私、ニシムラですが、今回はレビュー企画に抜擢。 自分でいうのもなんですが、私、かなりケチ…もとい財布のひもは堅いです。

手持ちのアウトドアギアもオークションで探したセカンドハンドが多数。なので、コスパが悪いと判断したアイテムにはかなり辛口かも。レソヴィックのハンモックは、最高の素材を惜しみなく使っていて、ヤバいぐらいに快適!…な分、お値段もそれなりという印象。今回はそんなレソヴィックを実際にテストできるチャンスなので、自分が本気でほしいものを探しながらレビューしたいと思います!

ダッチは自分だけのスタイルにこだわりたい人にオススメ!

レソヴィックには特長が異なる3つのハンモックがあります。超軽量の「サル」、オプション全部盛りの「ドラカ」。

そして、「ダッチ」はベースモデルとして自分仕様にカスタムできるハンモック、かな。

ということで、今回、私は「ダッチ」を選択。

本体サイズが3m×1.5mと広いのでゆったりと眠れ、耐荷重(250㎏)、耐久性も高く(破れにくいリップストップ生地)、野外でラフに使っても安心、というレソヴィックハンモックのベースとなっているモデルです。さらにオプションパーツをすべて取り付けられるので、予算に合わせて自分スタイルにカスタムできるのです。

さて、ハンモックキャンプならではの極上の寝心地については、すでに他の2人が紹介していますので、私のほうは「オプションパーツ」のコスパ重視の評価と使用感をお届けしようと思います。

ハンモック リッジライン

今回使ってみたオプションのなかで、いちばんコスパの良さを感じたのがこのパーツでした。

何に使うかというと、ふたつの目的があります。

1) ハンモックをきちんと水平に張る
ダッチに付属しているスマックを使えば、誰でも簡単にハンモックを設営できるんですが、きちんと水平に張るためには実は微調整が必要。この作業をしないと、ハンモックに横になったときに、足の位置が高くて頭に血がいってしまったり、長時間を過ごすのはかなり不快。

ですが、このリッジラインを取り付ければ、調整紐を引っ張るだけで簡単に水平が取れます。

ハンモックの上のまっすぐな線が見えますか?これがリッジラインです。一見何気無いパーツですが、あれば便利なことこの上なし!

水平具合を目で確認しながら調整できるのでめっちゃ簡単。しかも、一度理想の長さに調整してしまえば、その状態をキープできるので、次回以降はさらに楽々。

2) 蚊帳を使う際に便利

ハンモックに蚊帳をセット中。蚊帳の上がまっすぐになっているのがわかりますね。リッジラインがあれば、蚊帳が顔の上に落ちてこないのです

蚊帳を張る際に、リッジラインが“背骨”の役割を果たし、蚊帳内の空間を最大限に広く使うことができます。逆にこれがないと、蚊帳がだらんと弛み、体に蚊帳がくっついてしまいます。

値段も1000円台とすごくリーズナブルなので、買って損なし!だと思います。

モスキートネット マグラ

今年の夏にもハンモックキャンプしている私。そのときは7月の夏真っ盛りだったのですが、この蚊帳がなかったら2度とハンモックキャンプをしようとは思わなかったでしょう……。

ハンモックを設営する2~3分のあいだに蚊の猛攻に遭い、「いまさら蚊帳なんかつけてもしょうがないんじゃ!」と広島弁で思うほどに被弾しまくりました。

そんなモスキートパラダイスなキャンプ場でも、このマグラのなかは完全にシャットアウト、ぐっすり眠れました。

なので、もし蚊のいる季節(春~秋)にハンモックを使うのであれば、蚊帳はマストだと断言します。

マグラは、ウーピースリングを通し、片側をパチッと留めるだけの超簡単設置。

繰り返しになりますが、蚊帳内の空間を広々使うためにリッジラインとのコンビはマストです。

オプションオールインワンモデルのドラカにも専用蚊帳が付いていますが、マグラだけの機能として、完全にシャットアウトする「繭モード」、半開きにして使う「キャンプモード」の2つのモードがあります。簡単に言うと、就寝時以外は後者にすることで、ハンモックへの出入りがぐっと楽になる。寝るまではこのモードが意外と重宝したので報告しておきますね。

で、今回のキャンプは9月末の初秋だったのですが、蚊がほとんどいないキャンプ場でした。夏のときと違って設営中も一切刺されず。なので、蚊の侵入を防ぐ必要はなかったのですが……

かわりに襲来してきたのが毛虫と夜間の蛾。

とくに蛾は、暗闇のなかでスマホを触っているとすぐに寄ってきましたので、蚊のいない場所でもぐっすり眠るならマグラは必須だなあと思いました。

アンダーキルト オトゥル

実際に使ってみていちばんありがたみを感じたのが、このオトゥルかも。

真夏時にはまったく出番がないですが、今回は日中25℃以上、夜間10℃台とまさに秋への移り変わりのタイミング。焚き火の前にいるあいだは感じなかったのですが、少し離れると肌寒く、そんな環境下で眠るためにはこのアンダーキルトがすごく便利でした。

もちろん、ハンモックのなかで寝袋に包まれば防寒としては十分な季節でしたが、ウーピースリングにカラビナを引っ掛けるだけのオトゥルは、ハンモック内に寝袋を持ち込むのよりも簡単。

さらに、オトゥルでハンモックを完全にカバーする「トップキルトモード」も試しましたが、これが本気で快適すぎ! 遮光効果もあり、おかげで翌朝は完全に寝坊してしまいました。

という感じで、2万円台はけっして安くはないんですが、「おそろしく快適!」というのが使ってみた正直な感想です。ハンモックの使用頻度が増えてきたら買っちゃいそう~。

ギアシェルフ フバ

フバは大容量の荷物入れです。今回電車でやってきた今岡さんが48Lのバックパックを丸々入れてましたが、小さいのに収納力たっぷりで、しかもハンモックの直下に吊るすのですぐにほしいものを取り出せます。

ハードカバーの本などいくら入れても大丈夫。就寝直前まで読んでぽいっと。夜露で濡れないのも安心。

一緒に行ったサダさんが、ハンモックで動画見るために持ってきたタブレットも、見終わったら即仕舞えて便利そうでした。

購入確定!なオプションパーツたち

結論から言うと、リッジラインとマグラは購入確定(って、いつの間にか自分が買うことを決めちゃってましたが。。笑)
コスパ第一…だけどオトゥルもほしくなってます。

正直なところ、オールインワンのドラカのほうがお得かなあと思っていたんですが、
オプションのマグラの使い勝手が良かったので、やっぱり私はダッチ推しです。

オプションパーツが豊富なのも魅力のレソヴィック。バックパッカースタイル、オートキャンプスタイルなど、自分の普段のスタイルに合わせてそれらをセレクトしていくのも楽しみ方のひとつだと今回実感しました。

ぜひみなさんも自分だけのハンモックキャンプスタイルを見つけてみてくださいね。

にしむら 西村

LESOVIK PRODUCT