LESOVIK ハンモック紹介
軽さが命だけど快適性も欲しいよね(サル編)

LESOVIK HAMMOCK CAMP 1

軽さが命だけど快適性も欲しいよね(サル編)

LESOVIK ハンモック紹介
軽さが命だけど快適性も欲しいよね(サル編)

どーもー。

会社の仲間3人と、このスタンスケープで新しく取り扱いを始めたハンモック、レソヴィックのキャンプロケに行ってきましたよ!のレポート記事です。

どうも、開発担当の今岡です。

超軽量ハンモックセットのアドバンテージを思う存分享受すべく、私だけ電車でロケ地へ集合したため、森奥から現れる現地集合のスタイルです。

普段、荷物多めのオートキャンパーとしては、かなり新鮮な朝でした。まさか電車でキャンプ行く日が来るなんて。むしろほんとこんな軽装で大丈夫か自分、って不安になるくらいでした。と同時に、これならオートキャンプよりもっと気軽にキャンプにいけるかもって思いました。早速ハマりそう。

バッグは普段日帰りハイキングで使用している48Lのバックパックを使用したのですが、余裕で収まりました。(ハンモック以外のギアをどれくらい持っていくかにもよりますね)


そして今回用意したハンモック関係のギアがこちら。


左からオトゥルエア(アンダーキルト)、サル(超軽量ハンモック)、フバ(荷物置き)、マグラ(蚊帳)の4点。
合計重量は僅か960g。1kgに満たないです。

今回晴天のため置いてきたヘクサ(タープ)を足しても約1.46kg程度です。
いつもはソロテントだけで1.8kgはあるので、道中もかなり楽でした。

早速設営にはいりたいところですが、サルはあらかじめダイニーマ製のウーピースリングを本体に取り付ける必要があります。ダイニーマは鉄よりも強く、強度が約660kgもある頑丈な素材。全てのロープはセーリング用ロープを作るのと同じ手法で、手作りされているそうです。

取り付け方はこんな感じ(実物が目の前にないとイメージするのが難しいかな?)


慣れてしまえば簡単なのですが、ちょっと戸惑うので、キャンプに出掛ける前に予めやっておいた方が確実にいいです。

ここからは基本的に他ハンモックと設営手順は同じ 。

ツリーハガーを木に巻いて、ハンモックのダイニーマロープと接続する2ステップだけです。
大きく違うのはサルにはカラビナを使用しないということ。カラビナを使用しないのは、軽量化のためです。
使用するのはこの肉抜きされたトグル。とことん軽量化をするんだというレソヴィックの執念を感じます。

ツリーストラップとウーピースリングはこの小さなアルミニウムのトグルで接続します。まずはトグルをツリーストラップの真ん中にひっかけて、ウーピースリングを反対側からひっかければ、自然とハンモックの荷重により固定されます。

これで完成。

また、トグルにはミニロープが付属していますが、ハンモックを使用しない時もツリーハガーやウーピースリングに結び付けておけば、紛失させることもないです。

これでハンモックの設営は終わりです。んーこの透け感、たまんないです。

サル(SUL)とはSUPER ULTRA LIGHTの略語で、丈夫さと快適性を担保しながら世界最軽量レベルのハンモックを作るという目標の元作られました。

世の中に軽量ハンモックはいっぱいあると思いますが、レソヴィックは薄い生地を小さく使用して軽量化するのではなく、先進的な素材を選ぶことで対荷重や快適性を担保しながら超軽量なハンモックを作り上げました。

使用されている素材はマイクロメッシュに強化リップストップ織りを施したモノフィルファブリックという素材。

モノフィルファブリックは細い糸をより合わせて一本の糸を形成するのではなく、単一構造の糸で作られたものです。通常の軽量生地に比べて、先の尖ったギアや金属製のバックル等によるダメージに強く、糸自体が水を含まず、生地になると通気性が抜群という特徴があります。

レソヴィックの母国ポーランドでは、4,500kmのルートを自走するトランスコンチネンタルレースの選手がサルをレース中のシェルターとして使用しているそうで、このことからも実用性の高さが伺えます。

少しでも荷物のグラムを削りたいが、快適性も堅牢性も妥協したくないというわがままULホリックの方々に特におすすめしたい逸品です。

ハンモック設営に続いて、これまた最軽量モデルのアンダーキルト、オトゥルエアを装着。

オトゥルエア はレソヴィックのアンダーキルトの中で唯一、中綿にポーリッシュホワイトダックダウンを使用していて、とてもコンパクト。感覚的にはオトゥルの3分の1程度です。

対応温度は10-18℃程度ですが、マットや寝袋と併用すれば様々なシーンで使用できます。

そして最後にフバを装着。

ここで強く訴えたいのはこのUL装備とフバの相性が抜群だということです。
テーブルなど持ってきていない野営スタイルなので、荷物の置き場所に困るかと思っていましたが、荷物は全てフバに収まってしまいます。


わずか118gしかないギアシェルフですが、約70L(15kg)の荷物を収納することができます。地面がぬかるんでいて荷物を入れたくないときや撤収時にいったん全ての荷物を隔離したいときに重宝します。また、ハンモックで寝たまま、手を伸ばせばノールックで物を取り出すことができます。

最後に蚊帳マグラを被せればフルセットの完成です。

控えめに言って、ハンモック最高です。
ただでさえ自然との一体感があるハンモックですが、サルは生地に透け感があるから尚更です。
まるで、自然の中で浮遊しているかのような感覚に陥りました。

極楽極楽。

翌日の朝、朝食を食べていると雨が降ってきてしまいました。寝ているときは降ってなかったのでギリギリセーフ。今度からどんな天気でも常にタープも持ち歩くべきですね。ハンモックのタープはポール不要超軽量仕様なので。テント用としても森林サイトであれば、通常のタープに比べてはるかに簡単に設営できるのもいいです。

話は戻り、そんな悪天候の中、撤収のお時間です。悪天候なので苦労するかと思いきや、ハンモックの撤収は超簡単、且つ早いです。

ハンモック収納袋はどれも、袋の両端が開閉する仕様。だからハンモックをセットする際に、収納袋もウーピースリングに一緒に通しておけば、「収納袋、どこに行った?」なんていう心配はありません。撤収時はさらに便利。袋の片側の穴を閉じておき、反対側の開いている穴へハンモックを押し込むよう詰めながら、収納して行きます。

撤収に3分かかってないと思います。

また、ケースもハンモックも同生地のメッシュ素材なので、家に帰ってわざわざ広げて乾かすってことをしなくても乾いてしまいました。これは嬉しい!

以上、超軽量スタイルのハンモックキャンプをご紹介しましたがいかがでしょうか。よく軽いは正義ってアウトドアで言われますが、まさにその通り!ですね。

上級者であれば、バイクパッキングやロングトレイルなどとも相性いいですが、例えば都内に住んでいてギアを置くスペースがなかったり、車がなくて電車でしかキャンプに行けない環境の人でも気軽に軽い気持ちでキャンプに行けたりもします。

この装備があるとアウトドアの楽しみ方が無限に広がる気がします。

是非お試しあれ!!

ぼよん Daisuke Imaoka

LESOVIK PRODUCT